- サーキットブレーカーが何なのか
- サーキットブレーカーの歴史
- サーキットブレーカーの発動条件
- サーキットブレーカーのレベル
最近のコロナショックで3度にわたり発動された、サーキットブレーカー!
なんかヤバそうな名前なのはわかるけど…
サーキットブレーカーが、1週間で2度発動したことでニュースになりました。
そして、日本時間の3/16(月)23時ごろ、コロナによる3度目のサーキットブレーカーが発動!
【NY株2000ドル超急落 取引停止】https://t.co/JqTwlAVaJa
週明け16日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は前週末比2千ドル超急落し、下落率が規定を超えたとして取引を一時停止した。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) March 16, 2020
米株は取引開始6分でサーキットブレーカー発動。再度リマインドします。サーキットブレーカーは3レベルあります。7%-13%-20%です。レベル1と2で15分間の取引停止、レベル3でその日の取引は終了。
— エミン ユルマズ (JACK) (@yurumazu) March 12, 2020
でもよくわかんないなー。。
サーキットブレーカーって何?
サーキットブレーカーとは、異常な相場の時にすべてを止める絶対的な仕組みのこと。
株価が短期間で極端に変動した際に、取引を一旦強制的に止めるんです。
一度取引を止めることで投資家の頭を冷やし、株式市場を正常に戻すことを目的にしています。
サーキットブレーカーはいつからあるの?
サーキットブレーカーが生まれたきっかけは、1987年にアメリカで起きた「ブラックマンデー」です。
ブラックマンデーは昭和62年10月19日(月)に起こった、ニューヨーク株式市場の大暴落のこと。
詳しくはWikipediaへどうぞ。
- アメリカの財政赤字と貿易赤字→ドル安によるインフレが懸念
- 失業率が高かった
- ルーブル合意がうまくいかなかった
なんだかよくわからないけど!
日本、アメリカ、フランス、イギリス、ドイツ、イタリア、カナダの7か国のこと
このブラックマンデーでは、NYダウが1日で508ドル(22.6%)も下落。
過去最大の下落幅でした。
これをきっかけに、市場がパニックに陥ったときに過剰な売買を抑制する仕組みが必要だね、ということでサーキットブレーカーが誕生。
最初はニューヨーク証券取引所に導入されました。
日本では、1994年に東京証券取引所の先物市場で導入されました。
サーキットブレーカーの発動基準は?
ニューヨーク証券取引所で見てみよう!
ニューヨーク証券取引所のサーキットブレーカーには、レベルが3種類あります。
それぞれの発動条件はこちら▼
レベル1 | S&P 500が前日終値より7%下落 | 15分間取引を停止 |
レベル2 | S&P 500が前日終値より13%下落 | 15分間取引を停止 |
レベル3 | S&P 500が前日終値より20%下落 | その日の取引が終了 |
※正確には時間や個別株のルールなどもありますが、わかりやすいように省略しています。
日本にもサーキットブレーカーは、あります!
ただし、金融先物市場だけ。
一般的な株式取引が行われる現物市場には未導入です。
その代わり、サーキットブレーカーに限りなく似ている「特別気配」や「連続約定気配」という制度があります。
ある注文を成立させることで、想定以上に価格が上下する場合に「ちょっと待った!みんな、めっちゃ価格動くから準備して!」と数分間注文成立(約定成立)が保留にされる制度。
詳しく説明すると難しいから、もっと知りたい方は下記へどうぞ。
まとめ
大体大暴落するときに発動されるから、悪いニュースとして報道されやすいよ
- サーキットブレーカーとは、相場が異常な動きをしたときに、取引を一旦停止させる仕組みのこと
- ブラックマンデーをきっかけに導入された
- 国によって導入されてるかやルールが異なる
- ニューヨークはサーキットブレーカーのレベルが3段階ある
- 日本はサーキットブレーカー未導入。代わりによく似た特別気配・連続約定気配制度がある。
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